オーナー通信セミナー開催報告やオーナー様に役立つ情報、お届けします。
The Newsletter for Owners
2025年1月号
新年の誓い
新年あけましておめでとうございます。
2025年がオーナーの皆さまにとって
よりいっそう良い一年となりますことを
心より祈念申し上げます。
新年の誓い
池田 峰
今年も箱根駅伝で青山学院大学がやってくれました。2年連続8度目の総合優勝です。しかも、昨年に続いて大会新記録達成を果たすという大変な偉業を成し遂げたのです。
そんな劇的な箱根連覇から一夜明けた1月4日。「今年の優勝パレードはいつになるのか?」と、興奮冷めやらぬ市民の声が淵野辺の至るところから聞こえていました。ちょうどその頃、当の青山学院大学陸上部はというと、なんと合宿所でミーティングを行っていたそうです。
しかも、前日の歓喜から一転、浮かれたムードとはまるで程遠い、笑みのない真剣な反省会。ここ11年で8度の優勝を果たしている青山学院大学。このオンとオフの切り替えこそが、チームが強くあり続けている理由なのだろうとニュースで報じられていました。
弊社は今年も12月30日~1月2日の4日間を年末年始休業とさせていただきました。東郊住宅社が会社として休むのは、一年を通じて、この4日間だけです。不動産と食堂の両部門全スタッフの一斉休暇とさせていただいています。
しかし、私たち管理会社の職責である、入居者の日常生活に寄り添う仕事に休みはありません。当然のごとく、入居者の日常生活は24時間365日、絶え間なく営まれているからです。それゆえに、私たちは24時間365日、いつでも直ちに対応できるように待機しています。会社として年末年始休業となる12月30日~1月2日の4日間も然りです。
携帯電話が鳴ったのは12月31日大晦日の14:20のことでした。
入居者から緊急対応要請の連絡です。
要請内容は「鍵を失したため部屋に入れなくて困っている。カードキーを再発行して欲しい」というものでした。命に関わることや日常生活を阻害するトラブルでないことに胸を撫で下ろしつつ、急いで会社に向かい、新しいカードキーを作成して入居者のもとへと向かいます。
医療従事者として働く入居者は夜勤明けでとても疲れていたのにも関わらず、お詫びとお礼にと、温かいペットボトル飲料を用意して到着を待ってくれていました。時計を見ると時刻は15:10。要請から50分で心穏やかな大晦日を入居者に取り戻してもらうことができました。
夜勤明けで、しかも大晦日という日に鍵を失くしてしまったことから、入居者は少し落ち込んでいたそうなのですが、鍵を届けたときには安堵に満ちた笑顔を見せてくれました。その笑顔が見られてとてもうれしかったので、一足早いお年玉としてトーコーキッチンのドリンクチケットをプレゼントさせてもらいました。
このような話をすると、「大変だねぇ~」「緊急対応は外注した方がいいのに……」「割に合わないでしょ!」とよく言われます。しかし、「入居者の日常生活に寄り添う」ことが私たち管理会社の職責であり、それを生業とする以上、愚直に全うし続けたいのです。そして、目の前に居る一人ひとりの入居者が喜び、笑みこぼれるような仕事を積み重ねていきたいのです。
その積み重ねは「東郊住宅社の管理物件に入居したい」につながっていると信じています。そしてそれは、さらにその先にある私たちが全うすべきもう一つの職責「オーナーの大切な資産の価値を最大化させる」につながっていると信じています。
2015年に入居者向け食堂「トーコーキッチン」の運営を開始し、2020年に5分100円から頼める家事代行サービス「ゴーヨーキーキー」の提供を開始しました。今年2025年内には、次なる新たな入居者サービス開始に向けて準備を本格的に進め、今までとは違う立ち位置から管理会社として入居者の日常生活に寄り添っていけるようにしたいと思っています。
過去の当通信を振り返ると、15年ほど前は空室をいかに解消するかに思案していたのですが、おかげさまで、トーコーキッチンへの需要の高まりもあり、今ではありがたいことに一年を通じて常に高い入居率を維持できるようになりました。むしろ空室募集を告知するもままならず、8年前から続く空室不足がなかなか解消されないのが目下の悩みどころとなる程です。
入居者の日常生活に寄り添い、オーナーの資産の価値を最大化させることが職責である管理会社としては喜ばしい結果なのですが、青山学院大学陸上部を見習い、こんなときこそ皆さまから賜っているお力添えに改めて感謝をし、気持ちを新たに引き締めて取り組む決意です。
2025年も管理会社の職責を全うすることを貪欲に追求していきます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
書籍「トーコーキッチンへようこそ!~日本一『味どう?』と聞いている不動産屋の話~」好評発売中!
最近の記事
- 新年の誓い
- 2024年12月号
- 新しい一年に向けて
- 2024年11月号
- 変化に順応する姿勢と勇気
- 2024年10月号
- 調査の数字と現場の体感
- 2024年9月号
- 未来に誇れる現在を
過去の記事
- 2025年