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The Newsletter for Owners
2022年5月号
「インフレ・金利高時代の到来」と「顔が見える距離感を大切に」
緑が目にまぶしい季節です。
花も一斉に咲いています。
最近ハナミズキの花が増えてきています。
お元気にお過ごしでしょうか。
インフレ・金利高時代の到来
池田 信
コロナは最近感染者が減っていますが、まだまだ油断はできません。ヨーロッパもアメリカも規制は緩めつつもまだまだ安心できません。中国ではゼロコロナ対策で徹底した外出禁止をしていますので、摩擦が生じています。世界的に経済への影響もまだまだ続きます。
最近ガソリン高や食料品、野菜などの値上がりが始まっています。コロナ後の消費回復やロシアとウクライナの戦争などの影響です。アメリカと日本の金融政策の違いから急速に進んだ円安も影響しています。
これからは30年続いたデフレや低金利から、インフレ・金利高の時代になります。不動産価格や投資ブームにブレーキがかかります。一方で建築費は暴騰しています。賃貸住宅経営にも影響が出るでしょう。賃貸住宅の供給は減るでしょう。景気の低下やコロナは需要を押し下げます。賃貸住宅は停滞するでしょう。そんな時、当社の経営方針が試されます。自信をもって経営をすすめていきます。
これからもよろしくお願い致します。
顔が見える距離感を大切に
池田 峰
「物件が火事のようだ」。GW初日の昼どきのことでした。最近、当社の管理物件となったアパートのオーナーさまからの電話でした。まだサイレンの音は聞こえてきていません。直ちに現場へ向かいます。消防車とほぼ同じタイミングで私たちが現場へ着くと、すでにオーナーさまは現地でした。見る限り、火の手は上がっていないようです。特有の匂いもしません。少し離れたところにちょうど到着した消防車から降りてきた隊員の中に偶然、高校時代からの親友がいました。「大丈夫、火事じゃないよ」。私たちが先に現場に到着していることに驚きながら、そう教えてくれました。
原因は、入居者がお酒を飲みながら調理していたところ、鍋を火にかけたままの状態で知らぬ間にうっかり寝落ちしてしまったことでした。料理が焦げて煙が上がり、火災警報器が鳴り響き、その音と煙に気が付いた階下の住人がすぐに119番通報してくれたのです。幸い、鍋が焦げただけで済みました。当該入居者はアルコールが残った顔で反省しきりでしたが、自身の不注意が自身の室内だけで終わらない怖さを、念を押して伝えさせてもらいました。
今回の騒動は昨年11月の火災が思い出されて肝を冷やしましたが、同時に非常に多くの学びがありました。その一部ですが、上記顛末に準じて振り返ってみます。
(1)オーナーさまとの日頃からの信頼関係の重要性
(オーナーの皆さまとのコンタクトをもっと大切にしたいと感じました)
(2)管理物件が当社の近くにあることの高い有効性
(オーナーさまと入居者さまに最も良いサービスが提供できる環境です)
(3) 一刻も早く現場の状況を確認することの重要性
(一刻も早く現場に向って状況把握することは私たちの仕事の本質です)
(4)緊急時にその場に知った顔があることの安心感
(オーナーさまと入居者さまに私たちが提供できるのはその安心感です)
(5)入居者さまの生活情報を定期的更新する重要性
(再契約時、トーコーキッチン、ゴーヨーキーキーなど有効活用します)
共通するのは、オーナーさま、入居者さま、管理物件、地域の協力関係者との「距離」がポイントとなるところです。物理的にも心理的にもより近く感じられる状態の方が、関わる人にとってより良い結果へ繋がるというのが、今回の騒動を通じて改めて痛感したことです。
私たち東郊住宅社は、これからも関わる人の顔が見える距離感を大切にし、関わる人の喜ぶ顔を一つひとつ獲得していく仕事を積み重ねていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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