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The Newsletter for Owners
2009年8月号
新聞で気になった記事。
8月に入っても雨の日が続いています。 各地の夏祭りも雨に祟られていることでしょう。 夏野菜の出来具合も心配です。 お元気にお過ごしでしょうか。 不況と夏にサンドイッチされて、部屋探しのお客様も少なくなっています。一方、退室の方は例年通りの数があるので、空室が増加してしまいます。 空室の増加は、近年全国的な問題になっています。総務省発表でも賃貸住宅の空室率は14%です。全国51万戸を貸し出しているレオパレスの入居率は83%と発表されていました。空室率17%です。 当社の空室率は今のところ4~5%です。 今後も最善を尽くしてこの数字を維持していこうと思っています。
最近の新聞に2つ気になる記事がありました。 1つは、大学生が地元大学へ進学する傾向が強まっている、という7月31日の毎日新聞の記事です。 今年の大学の新入生の数は、宮城・東京・神奈川・京都・大阪・四国・福岡という大都市で減り、北海道・東北(宮城以外)・埼玉・北陸・東海・中国が増えたという事です。原因は景気の悪化で、経済的負担の少ない地元校を選ぶ傾向が強まっている事にある、と記事では言っています。当社の営業エリアでも起こっていることです。 更に、定員割れの私立大学は46%、定員の半分以下しか学生がいない大学は570校中31校とのことです。 大学経営も厳しさを増しています。
2つ目の記事は、東京エレクトロンが相模原事業所を来年3月までに閉鎖するという記事です。8月1日の日経新聞に載っていました。 東京エレクトロンは半導体製造装置の大手ですが、事業所を再編し、効率化を図る為とのことです。閉鎖するのは相模原・佐賀県鳥栖・尼崎の3ヶ所で、合計600人が配置転換になるとのことです。 相模原は来年、セントラル自動車が宮城県に移動してしまうという事も決まっていて、工業力の低下と人口減少にさらされています。 学生の減少や職場の移転は、賃貸住宅の需要の減少に繋がります。需要と供給の不一致は、今後ますます拡大していきます。空室が増え、競争が激しくなります。家賃も下がっていくでしょう。 当社はサービス強化でこの競争に勝つつもりです。
アパート・マンション・駐車場からは、毎日さまざまな要望が発生しています。 車上荒らし・車へのイタズラ・騒音トラブル・痴漢事件・植木の伸び・前向き駐車・地デジ問題・エアコン・ポンプ・給湯器・火災警報器・カギ・犬猫のフン・人糞・バイク・エレベーター・タバコの吸い殻・給水・排水・不審者・ツバメ・ハチ等々です。 7月はハチ退治が4件ありました。 1ヶ月に130件から140件の要望があり、必ず現場に行った上で話を聞いたり、業者に工事を発注したりして解決を図ります。簡単に解決する時もありますが、何ヶ月もかかったり、結局解決できなかったりする案件もあります。 大変な仕事ですが、大変だからこそ当社の仕事にしてもらえると思っています。 個人のオーナーが単独で対処出来る範囲を超えています。 年中無休で24時間対応する必要があります。 これからも頑張りますので、よろしくお願い致します。
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