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The Newsletter for Owners
2014年7月号
来年から上がる相続税への有効な対応策とは?
梅雨明けも近づき、暑い夏を迎えようとしています。
その前に台風の接近やら大雨のニュースです。
お元気にお過ごしでしょうか。
新聞に昨年乗降客の増えた駅・減った駅が乗っていました。増えた駅は東京・横浜・中野・武蔵小杉です。減った駅は渋谷・淵野辺です。中野は2つの大学が開校した影響だそうです。渋谷の減少は副都心線が東横線・東上線・東武東上線に乗り入れた為です。淵野辺駅は青山学院大学の一部移転の影響で、8.2%減ったのだそうです。悪いことで新聞に載ってしまいました。
先日のオーナーセミナーで税務署出身の税理士さん2人に講演をしてもらいました。相続を上手にやるためには、土地建物を現物出資して会社をつくり、会社に収入を集めて給料をとること、相続が発生した時に会社の株なら自在に切り分けて相続相当分に分けることが出来るという話でした。この方法は少し複雑ですから、充分に理解してやらなければなりません。会社設立や会社決算や帳簿など、日頃から税理士さんの手を借りるようになります。
この話より印象に残ったのは、少額の贈与を毎年やることが有効だということです。毎年120万円ずつ贈与して110万円の控除を使い、残りの10万円に対して1万円の贈与税を払うという方法です。コツコツやる人にはかなわないと税理士さんが言っていました。実は税務署さんが言っているのです。
来年から相続税が上がります。これまで5,000万円の基礎控除と相続人1人当たり1,000万円の控除がありました。来年から3,000万円と1人当たり600万円に変わります。妻と子供2人のケースでは、8,000万円から4,800万円にほぼ半分になります。これまで相続税を払う人は全体の5%位でしたが、来年からは20%位の人が当てはまりそうです。従ってオーナーの皆様もよく研究した方が良いと思います。税金を払うのは良いことですが、少しの工夫で避けられるとしたら避けた方が良いでしょう。
相続税の観点からお持ちのアパート・マンションを考えてみますと、相続税の対象になる現金を少なくするために、アパート・マンションの商品力の向上に使うことが良いと思います。
例えばゴミBOX(20万円位)・宅配ロッカー(30万円位)・郵便ポスト・外壁塗装・屋根付自転車置き場・舗装・共用灯の交換(LED化)等々、入居者が喜ぶ設備は色々あります。家賃収入に対して税金のかかっている人なら、そちらも少なくなります。 良い賃貸住宅を持っていれば、良い入居者が集まり、良い経営が出来ると思います。
最近駐車場に犬のフンを置いていく人がいて困っています。 駐車場を使っている人から要望があり、その都度清掃しているのですが、もう10回を超えています。看板を付けたりカラーコーンを置いたりしているのですが、なかなか解決しません。もう1年くらい続いています。車の中で待機して見張ったりしているのですが、そういう時は現れません。今の世の中こういう小さな困り事が増えてきている気がします。
アパート・マンションは少しずつ入居者をみつけていっています。
以前のようにはいきませんが、努力しています。
これからもよろしくお願いします。
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