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The Newsletter for Owners

2013年4月号

今年の特徴のまとめ

春本番、百花繚乱の季節を迎えました。
低気圧が来て、冷たい雨が降ったり強い風が 吹くこともありますが、周囲はすっかり春景色です。
お元気にお過ごしでしょうか。

4月になり賃貸業界の繁忙期は終わりました。今年のシーズンは例年以上に厳しく、来客が大きく減りました。青山学院の文科系の学生7,000人が渋谷本校に移動したことも大きかったのですが、それだけではありません。 麻布大生も半減しました。理由はよく分かりません。たぶん国公立の大学へ移動したのでしょう。

1月2月は例年並みだったのですが、3月になると勢いがなくなり、中旬過ぎには来店客は大きく減少しました。例年だと国公立大の後期日程の合格発表後の3月20日前後には再び来店客が増えるのですが、今年は誰も来ませんでした。 国公立に落ちたらこちらに来るといって仮予約した人も戻ってきませんでした。大体の人が国公立に合格した様子です。ニュースで、2年後には東大も推薦入学を始めるとのことです。現在推薦入学をしていないのは、東大・京大・東京芸術大学の3校だけだそうです。若者人口の減少の影響で、新入生を確保するのが難しくなっているのでしょう。大学も余っているのです。

今年は退室する人が例年より1割増加しました。青山学院の文系の渋谷移転にともなって、1年で退室する人が多かったからです。入居する人は1割減りましたので、どうしても空室が増えてしまいます。オーナーの皆様には申し訳ないと思っています。これからの時期、少ない来客を成約に結びつけたいと思っています。例年この時期は、自宅から通学しようとしたがやはり無理とか、部屋選びに失敗して住み替えたいという理由で部屋探しをする人がいます。このチャンスをものにしたいと思っています。

今年の特徴をまとめてみました。

1.青山学院の文科系の渋谷移転の影響で、青山学院生の成約は50%減少しました。
2.麻布大学の入居も半減しました。国公立へ流れたと思われます。
3.桜美林大生の成約は2倍近く増加しました。紹介と口コミのおかげです。
4.社会人・新社会人の部屋探しは少なくなっています。就職も転勤も減っているようです。
5.成立件数は1割減で、売り上げは2割減でした。家賃の低額化が進行しています。
人気は4万円~5万円前半までです。6万円を超えている物件は苦戦しています。
6.1月2月は例年並みで、3月に急減したのは学生の多くが推薦入学で、
一般入試の人が少なかったからだろうと思っています。

不況を背景に自宅通学を優先している様子があります。新聞報道によれば、下宿 学生の実家からの仕送りが12年連続で減少していて、その額は9万円を割って いるのだそうです。家賃を引くと、1日1,000円以下の食費だそうです。 アパート・マンションはストックとして市場に残存していますが、入居希望者は減少しています。そのため空室が増えています。

家賃の値下げ競争も激化しています。 現在当社の強みは10年前から続けている『礼金ゼロ・敷金ゼロ・退去時修繕義務なし』という貸し方が、入居者や入居希望者に評価されていることです。口コミや紹介やリピートが多くなっています。24時間対応、防犯体制、お掃除隊も評価されています。今後ますます厳しくなっていく賃貸住宅経営の環境を考えると、もっと入居者に喜ばれる管理システムを考えていく必要があります。

来客の少なくなっていくこの時期、共用灯交換や改善提案、屋上の掃除をします。今年から共用灯交換にあたって、LED電球を採用していきます。単価は少し高いのですが、寿命は5倍、消費電力は1/3です。ただし電気屋さんが言うには、盗られることがあるので設置場所には気を付けろという事でした。考えながら進めていきます。 建物や部屋は賃貸用商品です。常に商品力の向上が必要です。今年はインターネット設備や家電付きを導入し、いずれも好評でした。これまでもやってきた防犯設備やデザインクロスも進めていきます。清掃・片付けは基本です。良い商品を提供して競争に勝ち、入居者を獲得しましょう。

オーナーの皆様のご支援をいただき、良い賃貸住宅経営をしていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

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