オーナー通信セミナー開催報告やオーナー様に役立つ情報、お届けします。
The Newsletter for Owners
2015年12月号
当社の新しい入居者サービス「トーコーキッチン」
もう12月です。今年もあと僅かになりました。
寒さも厳しくなりましたが、冬らしい青空が続いています。
お元気にお過ごしでしょうか。
来年の新入生が部屋を探しに来店するようになりました。来年の4月からの入居なので、すぐ部屋を決めてくれることはありません。それでも家賃とか環境、部屋の特徴や学校への通学路とかを説明して、実際に部屋を案内したりもします。2月3月にまた来店してくれれば良いのですが、必ずしもそうはなりません。といっても不要な期間を借りて頂くわけにもいきませんので、再来店を期待するしかありません。
空室の増加、空き家の増加が社会問題になっています。特に一戸建ての空き家は、安全面・環境面で問題になっています。空き家条例で取り壊しをする自治体もあります。こんな状況でもアパート・マンションの新築は増えています。相続税の増税が影響しています。
今アパート・マンションを建てると、木造でも30年、鉄筋コンクリート造なら50年稼働しないと賃貸住宅経営としては成功とはいえません。30年後の日本、50年後の日本はどんな社会になっているでしょうか。少子高齢化が進むだけでなく、老人も減る人口減社会になっていきます。2050年に1億人を維持したいというのが政府目標ですが、それも難しそうです。空室・空き家はどんどん増えて、社会の悩みになっていることでしょう。
今新築することは大冒険です。今は現在すでにあるものを活用するのが正しいのです。今あるアパート・マンション・事業用建物に手を入れ、長持ちさせ運用していくのです。そのために新しい設備や機能、サービスを加えて使ってもらえるようにするのです。
現在当社が準備しているトーコーキッチンは、そのための新しいサービスです。入居者に安くて健康的でおいしい食事を提供するサービスです。
朝食100円、昼食500円、夕食700円という価格は、独りで1人分の食事を用意するのと全く違った効率の良い食事の準備です。沢山つくるので、無駄をなくすことができ、食材も吟味できます。
トーコーキッチンは当社のアパート・マンション管理業務の範囲のサービスなので、ここで利益を得ることは考えていません。もし余裕が出来たら、働く人の待遇改善と、食材の調達にまわします。清掃や要望受付サービスと同じ位置づけです。いずれも入居者に好評のサービスで当社の競争力の源泉です。
トーコーキッチンの準備は順調にすすんでいます。店舗内工事は12月16日までに終わる予定です。26日に内覧会をし、年内は27~29日までの3日間営業します。来年1月3日から年中無休、朝8時から夜8時までの営業をします。調理にあたるシェフは3人、パート・アルバイトも確保しました。
トーコーキッチンは当社管理物件の入居者専用の食堂で、入居者全員が持っているカードキーで開錠して入店します。オーナーの皆様と取引関係の方には、希望があればカードキーを差し上げます。それ以外の方は、会社に来て頂ければ入場券を差し上げます。すでに何人かの方からいつからやるのか、どこでやるのかと質問されました。盛り上がりがあるので成功間違いないと思っています。
JAXAの相模原キャンパスが地方移転の候補になっています。すでに秋田県と岐阜県が名乗りをあげています。安倍内閣の地方創生の方針をうけてのものです。
JAXAはいま金星探査機の「あかつき」が金星に向けて軌道の修正に成功したことで話題を集めています。この制御室が相模原キャンパスにあります。このまま淵野辺にあって欲しい施設です。
今年も残り少なくなってきましたが、お体を大切に良い年をお迎え下さい。
本年はありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
最近の記事
- 2024年9月号
- 未来に誇れる現在を
- 2024年8月号
- これからの社会に備えて
- 2024年7月号
- 目の前の一人に真摯に
- 2024年6月号
- 遺言書作成のススメ
- 2024年5月号
- 新生活に寄り添う