オーナー通信セミナー開催報告やオーナー様に役立つ情報、お届けします。
The Newsletter for Owners
2009年4月号
3月の繁忙期が終わりました。
満開の桜がみごとです。 一年中で一番良い季節を迎えています。 お元気にお過ごしでしょうか。 1月から3月の繁忙期も終わり、一段落したところです。 これから7月頃までは来客が減りますので、毎年建物管理に重点を移します。 共用灯の交換・改善提案・屋上の清掃をやります。今年は他に2つの事をやります。 1つは火災警報器の設置です。相模原市内の住宅は、平成23年5月末日までに設置することが義務づけられています。義務違反に罰則はありませんが、事故が発生しますと責任を問われます。これまでは入居者の入れ替わりの時に設置をしてきましたが、もうあと2年なので、ペースアップします。入居者の同意を得ながら、一棟ずつ設置していきます。万一拒否されたとしても、それはそれで設置できなかった理由になります。 もう1つは、オートロックの設置ができないか検討することです。今年、入居者募集の現場からオートロックを希望する声が圧倒的に多かった、という報告を受けています。エントランスが難しければ、門扉でも良いのですが、ポストとインターホンの設置や移動が伴います。工夫が必要です。
今年の繁忙期の最終結果を報告しますと、成約数は前年並みを達成しました。来客は30%減、学校紹介も30%減、他社からの客付けもほとんどありませんでした。紹介とホームページからの来客が増えました。当社物件から当社物件への移動、リピーターも増えました。今年の特徴は、成約に占められるワンルームの比率が極端に増えたことです。1~3月の成約を部屋タイプ別にみると、ワンルームが86%、2DKが9%、3DK以上が4%です。ファミリー層が全く動かなかったということも言えます。また、学生が72%を占め、ワンルームの中では83%が学生です。 従って、学生の数が多い淵野辺周辺は恵まれていました。
他地域の有力な管理業者と情報交換をしますが、最も優秀な会社でも前年並みです。 多くの地域で前年を大きく下回っています。大不況の影響です。業界内情報やFAXで、大量の空き室情報がこの時期になっても流れてきます。 ハウスメーカーや建築会社は建てるのが仕事ですから、今でも賃貸アパート・マンションを建て続けています。これからもますます空室は増加していくでしょう。こういう状況の中で賃貸住宅経営を成功させて、満室経営にしていくためには、これまで当社が行ってきた営業方針を発展させていく必要があります。 入居者・入居希望者が望んでいるアパート・マンションは、単に良い部屋・良い建物だけではありません。今では、部屋と共にサービスが求められています。例えば、鍵をなくしたので届けて欲しい、隣がうるさいので何とかして欲しい、洗濯機ホースの接続ができない、大型オートバイを置きたい、粗大ゴミを処分して欲しい、ケガをしたので病院を教えて欲しい、連れて行って欲しい等々、こういう要望に応えることが求められています。 24時間年中無休で、こういうサービスが求められているのです。こういうサービスを提供できるサービスマインド・会社組織・営業基盤をつくることが求められています。そして、当社にはそれができます。
第18回のオーナーセミナーを、来る6月20日(土)に開催することになりました。 今回のメイン講師は安藤悦郎社会保険労務士で、現在の労働環境・雇用問題を論じてもらいます。働く人の3人に1人が非正規雇用という現状で、働く人の環境は悪化しています。働く人々というのは、すなわち私達のアパート・マンション入居者です。退室者の4人に1人は、実家に帰るという理由をあげています。家賃の延滞も少なくありません。学生が自宅通学を優先させて学校選びをします。その背景を勉強します。 サブ講演では、今年10月から施行される住宅瑕疵担保履行法の勉強と、当社の入居者要望と対応を紹介します。 是非御出席の上、現在のアパート・マンション経営に役立てて下さい。 今後ともよろしくお願い致します。
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