オーナー通信セミナー開催報告やオーナー様に役立つ情報、お届けします。
The Newsletter for Owners
2021年12月号
「管理に代わる言葉」と「日常を守る大切さ」
今年もはやくも12月です。紅葉の季節は過ぎ、
落葉の季節です。朝晩冷えるようになり、
雪や氷の便りもきかれます。
お元気にお過ごしでしょうか。
管理に代わる言葉
池田 信
コロナはまだまだ終わっていません。新型のウイルスが出現し、世界中が警戒しています。冬は感染病にとって危険な季節です。用心しましょう。
当社の業務の柱は賃貸住宅の管理です。管理という語、連想される言葉が嫌いで、言い換えられる適当な言葉を探していますが見つかりません。アパート・マンションの建物につけさせていただいている看板には、管理に代えて問い合わせ先としています。
当社の仕事の内容はオーナー業務の代行です。入居者募集・契約・家賃集金・清掃・修理・法定点検・近隣との調和などです。他方、入居者については、入居・退去・日常の困り事の解決・要望の受け付けなどです。時にはオーナーと入居者の間に入り、家賃や修理や要望の調整をします。この時はオーナーと入居者の双方の間に入り、双方代理という立場になります。賃貸住宅契約はもともと双方が善良であることを予定していますので、双方の善良性を確保するよう努力するのが仕事です。この業務を管理以外の何という言葉で表すのがいいのか研究中です。トーコーキッチンの意義も説明できるかもしれません。
これからもよろしくお願い致します。
日常を守る大切さ
池田 峰
11月の穏やかな日差しが降り注ぐ昼時に、その知らせは突然やってきました。
当社管理物件で出火の一報です。
得も言われぬ緊張とともに、直ちに現場へ向かいました。
通報から1時間ほどで鎮圧された今回の火災は、8部屋中2部屋に火がまわってしまったものの、怪我人や近隣への延焼等の被害もなく鎮火されました。本当に不幸中の幸いでした。
まずは被害に遭われた入居者の皆さまに一刻も早く日常を取り戻していただくことを第一に、当該物件オーナーさまと随時協議しながら、対応を進めさせていただきました。
現時点ではまだ出火原因が特定されていないのですが、今回の一件を通じて、私たちは次の3つのことを強く学びました。当通信をご覧のオーナーの皆さまにしっかり還元できるよう、経験値として蓄積し、業務に反映してまいります。
① 保険にはしっかり入ることが大事
物件を所有し、それを他人に貸す場合には、「住宅総合保険」と「施設賠償保険」にしっかりと加入しておく重要性を強く再認識しました。間もなく創業46年となる当社にとっても初めてのことでしたが、「万が一」は0.0001%であり、やはり「ゼロ」ではないのです。
② 入居者・物件近隣との日頃からの信頼関係が大事
今回被害に遭われた入居者の皆さまは、ご自身が大変な最中であるにも関わらず、ご理解ある非常に協力的なご対応をしてくださいました。また、物件近隣の皆さまは、口を揃えて当該物件オーナーさまの心労を心配するお声をかけてくださいました。日頃から物件の手入れを率先して行い、花壇には四季折々の花々を植え替え続けてきたオーナーご夫妻ならではの賜物です。
③ 誠実で迅速な対応を最重要・最優先にすることが大事
事態の把握すらままならない状況の中でも、当該物件オーナーさまは入居者の皆さまのことを第一に考えた誠実かつ迅速な対応を終始貫いてくださいました。そのことが、突如日常が一変した入居者の皆さまにとっての安心につながりました。
さて、いよいよ繁忙期です。
新たな出会いから始まる新たな日常のお手伝いです。
その日常が穏やかで快適なものであり続けるよう、スタッフ一丸となってそれに努めます。
来年も変わらぬお力添えの程よろしくお願い申し上げます。
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