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The Newsletter for Owners
2021年3月号
「新しい役割」と「例年と異なる繁忙期、満室実現を目指して」
春のおだやかな陽光をあびて、草木が一斉に新芽を出しています。
胸はずむ季節です。
お元気にお過ごしでしょうか。
新しい役割
池田 信
コロナ禍の中で一年が過ぎようとしています。待望のワクチンの使用がはじまりましたが、行き渡るにはまだまだ時間がかかります。世界となればいつになるかわかりません。まだまだ続くと覚悟する必要があります。
この1年間、コロナはあらゆる仕事・社会活動に制約を与えてきました。そして変化を強制してきました。変化しなければ存続することができません。
帝国ホテルが連泊割引プランをつくり、3フロア99室を改修しました。マンスリーマンションをはじめるのです。他のホテルもつづいています。これまでのアパート・マンションとの境がなくなっていきます。
当社のトーコーキッチンは食事を通して入居者との交流をつくっています。コロナ禍で人と人とのコミュニケーションがとりにくくなる中で、食を通した自然な交流が強味になりました。これまで気づかなかったことです。ゴーヨーキーキーも新しい役割を果たすことでしょう。
賃貸住宅経営を成功させるためには、これからも新しいサービス・新しい方法が必要となるでしょう。
これからもよろしくお願い致します。
例年と異なる繁忙期、満室実現を目指して
池田 峰
ニュージーランドに住んでいたころ、日本で売られているバターロールが無性に食べたくなり、粉や湿度の違いに戸惑いながらも試行錯誤を繰り返し、自分で焼いていました。
ある時は、生の中華麺が食べたくなりました。乾燥スパゲティを茹でる際に重曹を入れると中華麺に変わると聞きつけ、さっそく試してみると、モチモチの食感に仕上がりました。
今思い返してみても、こんな不便も、それによる工夫も楽しいものでした。過去に縛られず、新たな環境を受け入れ、知恵を絞って工夫を凝らすと、新たな経験値を獲得できるからです。
関東を除く6府県で2月末に緊急事態宣言が解除されました。一方で首都圏1都3県については、3月7日の期限を2週間程度再延長することとなり、例年とは異なる繁忙期がまだまだ続くことが確定となりました。
3月1日発行の全国賃貸住宅新聞によると、今年1~2月中旬の賃貸仲介件数の動向を調査したところ、「前年より仲介件数が減少」と答えた割合(37.2%)が「前年より増加」と答えた割合(26.3%)を上回ったそうです。(「前年と横ばい」と答えた割合は36.5%)
昨年、2020年の同時期に行われた1~2月中旬の賃貸仲介件数の動向調査による結果は、「前年より減少」(17.1%)・「前年と横ばい」(50.5%)・「前年より増加」(32.4%)というものでした。まだ外出自粛が本格化する前に実施されたものです。「前年より減少」の割合に2倍以上の差があり、新型コロナウイルスが賃貸住宅業界に与えている影響が推し測れます。
おかげさまで、当社は昨年を上回るペースでお申し込みをいただけています。しかし、その体感が今一つ伴いません。なぜなら、緊急事態宣言により来店者数は減っているからです。
実際に来店することなくオンライン内見を経てお申込みいただく方が増えたのもその一因ですが、「知人からの紹介」「リピーター」「トーコーキッチン」といった確定要因に基づき、未内見のままお申込みにいたるケースが大幅に増加しているのです。
間もなく、併願先とされている国公立や他大学の合否が出揃い始めます。一般入試合格者のお部屋探しが本格的に始まります。しかし、過去の経験値がそのままでは通用しません。
当社に関心と信頼を寄せてくださるお客さま。住まう人にとって心地のよい空間にと日頃より住環境維持・更新してくださっているオーナーの皆さま。その両者にとっての良縁を一つでも多く成就すべく、引き続き知恵を絞り、工夫を凝らして、満室実現を目指します。
引き続きお力添えの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
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