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The Newsletter for Owners
2011年11月号
アパート・マンションの商品力向上に力を入れています。
もう11月だというのに半袖で過ごすような陽気の時があります。 先日は庭で蚊に刺されました。 いかがお過ごしでしょうか。 賃貸住宅市場は相変わらず低調です。部屋探しのお客様が少ないのです。 転勤・結婚・就職・出産という人生の大きなイベントは部屋探しに繋がるのですが、そういうイベントも少ないようです。 退室する人の退室理由で一番多いのは『実家へ帰る』です。全体の4分の1を占めていて、ここ10年間変わっていません。生活を縮小して嵐をやり過ごすという感じです。 それでも当社では紹介や口コミで来社してくれる人や、繰り返し当社を利用してくれるリピーターの人が成約の3割を占めています。その為、成約件数は前年比2割減にとどまっています。これは同業他社から羨ましがられる数字です。 入居者の要望にすぐ応えるサービスや、掃除が評価されています。お客様が挙げる他社に対する不満はこのようなサービスをしてくれないことです。
これから力を入れていくのは、アパート・マンションの商品力向上です。良い商品をつくって消費者に選ばれなければなりません。 安全なカードキー、侵入を防ぐ補助錠、来客を確認するテレビドアホンはもう必須の設備です。築年数の経過とともに消耗し、汚れていくサッ シや枠や水まわりは簡単には交換出来ませんので、徹底 的にきれいにして清潔感を維持しなければなりません。 棚や釘を打てるなげし板や洗濯の室内干し器具などは、 少ない費用で住み易さを向上させます。壁のクロスも汚 れやすいところには濃い色を使ってアクセントをつけた り、上下や面で分けて後々部分補修が出来るようにして、 尚かつアクセントをつけたりしていこうと思っています。 カラーを上手に使って、個性的で印象の良い部屋をつく りたいと思っています。たくさんある空室の中から選ん でもらうには、色々な工夫をしていかなくてはならない と思っています。オーナーの皆様にも、当社提案に対し てご賛同頂けるようお願い申し上げます。
当社はいままでも非常用食糧や防災グッズなどを備えていましたが、今年の大地震や台風を経験してもう一度見直しをしています。大災害時の当社がしなければいけないことは、管理させて頂いているアパート・マンション・駐車場の現状把握と、入居者の安全の確認です。その為には、行って、見て、応急に出来ることはするということが必要になります。その為の備品を揃えるつもりです。 発電機・ラジオ・テレビ・懐中電灯・電池・ローソク・オートバイ・自転車・危険を知らせるシート・立入禁止テープ・ヘルメット・安全靴・手袋・マスク・ヘルメットランプ・カッパ・救急薬品・水・食糧・カメラ・リュックサック・寝袋・毛布・非常用仮設トイレ・見回りリスト・エレベーター物件リスト・安全確認カード 現在すでに用意されているものもありますが、まだ用意されていないものもあります。 少しずつ買い集めています。
賃貸住宅経営を成功させるためには、これからも色々な工夫が必要です。満室を達成していくためには、入居者の要望に応じて賃貸住宅の経営方法を変えていく必要があります。 12月1日から賃貸住宅管理業者登録制度が始まります。国土交通省の告示に基づいています。今のところ登録するしないは任意ですが、業界団体は監督官庁に気をつかって積極的に登録するよう会員に呼びかけています。登録すると毎年度事業報告をする必要があります。事業報告には、受託契約件数・貸主数・受託棟数・受託戸数・受託契約金額などを報告し、誰でも見ることが出来るようになります。監督官庁は知りたい情報でしょうが、果たして私たち管理業者にとってメリットがあるのかどうかはっきりしません。当社はしばらく様子見をします。 これからもよろしくお願い致します。
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