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The Newsletter for Owners
2020年5月号
「良い入居者、良い借主を大切に」と「柔軟で誠実な対策を」
風薫る5月です。1年中で1番良い季節です。
若葉がいつの間にか濃い緑に変わっています。
お元気にお過ごしでしょうか。
良い入居者、良い借主を大切に
池田 信
コロナウイルスの流行がとまりません。外出、登校、出勤、商売、旅行、スポーツなど全ての活動に自粛要請が出ています。
世界中で300万人以上の人が感染し、20万人以上の人が死亡しています。有効な治療薬がないので、人と人との接触をなくす以外に良い方法がありません。
こういう情勢ですから、会社の業務方法も変えていかなければなりません。対面を減らし、情報技術を活用します。
部屋の引き渡しの際には、清掃、消毒に気を配らなければなりません。幸い、今回のウイルスは4日間程度で死滅しますから、1週間程度空室期間をつくり、通風をはかれば大丈夫そうです。
経済危機の中で、良い賃貸住宅経営を続けていくためには、良い入居者、良い借主を大切にしなければなりません。借り手の事情を理解しながら経営を進めていきましょう。
これからもよろしくお願い致します。
柔軟で誠実な対策を
池田 峰
史上初めて特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令された4月が終了しました。そのような状況下にも関わらず、おかげさまで当社は過去5年の同月比で一番の成績を残すことができました。これもひとえに、皆さまによる不断のお力添えの賜物です。心より御礼申し上げます。
全国賃貸住宅新聞が47都道府県の地場大手管理会社47社に取材を行った結果によると、緊急事態宣言発令後、全社が店舗営業を継続し、半数が営業時間を短縮しているそうです。
当社の場合、3月の週末外出自粛要請の際に臨時休業としていたトーコーキッチンは、緊急事態宣言が発令された翌日から解除されるまでの対象期間を休業としました。
本社の方は、スタッフの出勤日数を減らして営業を継続しつつ、営業時間を9:00-17:00として2時間短縮しました。可能な限りの接触機会削減への対策はもちろんですが、1月から行っているマスク着用やアルコール消毒に加え、常時窓を開けての換気、飛沫感染防止のためのアクリル板やビニールシート設置など、日々変化する状況に応じた対応をしています。
そう、今回、状況は人知をはるかに超えて刻々と変化しています。まだまだ先が見えません。その先に何があるのかも、今あるものがどうなるのかも、わかりません。未来を描く方程式の変数があまりにも多すぎるからです。
ほんのつい最近まで、接客業におけるマスク着用は非常識だとされていました。しかし、この新型コロナウイルス感染拡大に伴い、変わりました。お断り文を掲示して着用の了承を得るという時期を経て、今や着用していないことこそ非常識だと見なされます。状況が変われば、常識が一変します。皆が当たり前に思う常識とは、なんと儚く脆いものなのでしょう。
事業者を含む入居者の皆さまは、大変落ち着いてこの事態に対応してくださっております。オーナーの皆さまからも深いご理解の上、既にたくさんのご協力・ご支援を賜っております。当社は本当に人に恵まれていると改めて痛感し、感謝の念と共に業務を遂行しております。
まだまだ先が見えませんが、今、見えている影響だけでは済まないと誰もが感じています。賃貸経営への更なる影響の波も訪れ、変化を強いられることもあるでしょう。当社もそれに備え、貸主・借主双方の立場にとっての最良な関係の継続を第一に、今回の緊急事態宣言以前の常識にとらわれず、柔軟で誠実な対策を講じてまいります。対策は早め早めに決断し、実行してまいります。どうか。オーナーの皆さまも来たる変化の波に備えておいてください。
引き続き、皆さまくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいますようお願い申し上げます。
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