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The Newsletter for Owners

2010年3月号

部屋余りが深刻になってきています。

春の便りの届く季節になりました。 木の芽もふくらんできています。 いま春の需要期の真最中です。社内でも休日出勤・早出・残業で頑張っています。アルバイトの学生も交代で4人入っています。しかし、成績はあまり良くありません。 青山学院では2月27日28日の土曜日・日曜日は、昨年は90組の学生が購買会のアパート・マンション紹介所へ部屋探しのために来場しました。今年は60組でした。 30%の減少です。桜美林大学・麻布大学でも部屋探しの学生は大きく減少しています。地方から東京へ下宿して進学する学生がどんどん減っています。 その理由は簡単に推測できます。地元も不況で収入が減っています。学費と下宿代を負担しきれなくなっています。無理をして東京の大学に進学しても、良い就職先が見つかるとは限りません。それなら地元の学校に進学し、地方を離れず、地元で就職先を探した方が良いと考えていると思います。大学など進学先を選ぶ時、安・近・少といわれています。国公立など学費の安い学校を選ぶ、実家から近いところを選ぶ、受験校を絞って受験数を少なくするといわれています。そういう選択で青山学院も桜美林も麻布も下宿する学生が減っています。 学生以外の部屋探しの人も少なくなっています。10年20年前なら、新しく会社に入った人、転勤してきた人、親元から独立する人、新婚の人などが部屋探しをしていました。今は全くといっていいほど来店していません。相模原の会社の雇用する力が落ちているのでしょうし、製造機能が地方や海外に流れていっているのでしょう。人口減少の影響もジワリと効いてきています。特に若者人口の減少は、賃貸住宅経営には痛手になります。

部屋余りは年々深刻になってきています。 ハウスメーカーや建築会社は建てることが仕事ですから、これからも建て続けるでしょう。需要は減るのに供給はとまりません。アパート・マンションは一度建てれば、30年40年と稼働しますから、ストックとして積み上がっています。 賃貸住宅経営には難しい時代です。とはいえ、オーナーの皆様も当社も賃貸住宅経営をはじめてしまったのですから、途中でやめる訳にはいきません。何とか工夫して満室経営を続けていかなければなりません。しかし、考えてみればこれから先難しいのは、賃貸住宅経営だけではありません。日本が初めて迎える人口減少社会では、何の仕事も難しいのです。特に資産の運用については、株も債権も難しいでしょうし、元本保証の銀行預金ではわずかな金利しか得られません。従って、安定した収入をあげることのできる賃貸住宅経営の方がまだ良いともいえるでしょう。当社がこれまですすめて来た新しい貸し方・商品力強化という方向でまだまだやることが沢山あります。

今年課題として浮上してきたのは、冷蔵庫・洗濯機を設備として付けるかどうかという問題です。借りる方からいえば必要な物で付いていれば有り難い、借り易いというのはあるでしょう。貸す側も空室やフリーレントや家賃値下げと較べて、設備を増やす事は1つの選択肢です。他社さんで、こういう方向で成果をおさめているという話も聞きます。アパマンショップは、今年の集客の目玉として地デジ対応テレビを備え付けることにしています。これも桜美林の寮を出る女子学生に効果があったそうです。当社でも試してみようと思っています。

最近、2日続けて侵入盗事件がありました。 1件は店舗で、大通りに面した格子を外し、ガラスを割って侵入しました。もともとお金は置いていなかったので、被害は商品を少し盗られただけでした。 もう1件は、マンション1階のベランダ窓を割り、クレセント錠を外す直前で中止したものです。何故中止したのかは分かりません。補助錠は付いているのですが、使ってはいなかったとの事です。今後は補助錠をキチンと使うことを約束してくれました。心配なので防犯フィルムを貼ることにしました。 今後、1階の窓には防犯ガラスを使うことにします。価格はそれほど高くないのですが、注文品なので納期に1週間かかるのだそうです。それでも防犯ガラスにする価値はあります。割れたガラスで1週間待って下さるお客様には、防犯ガラスを手配することにします。 ますます大変な状況に入っていきますが、業界全体が大変なのですから、競争を勝ち抜いて良い成績を達成したいものです。 ますますオーナーの皆様の御協力を頂かなければなりませんが、一緒に満室経営を実現致しましょう。 よろしくお願い致します。

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