オーナー通信セミナー開催報告やオーナー様に役立つ情報、お届けします。
The Newsletter for Owners
2024年5月号
新生活に寄り添う
木が若い緑で輝いています。
花もたくさん咲いています。
目が喜んでいるのを感じます。
お元気にお過ごしでしょうか。
新生活に寄り添う
池田 峰
淵野辺駅周辺では新年度らしいフレッシュな雰囲気が漂い、町を活気づけてくれています。
トーコーキッチンの利用者にも新しい顔ぶれが加わり、連日大変なにぎわいを見せています。さっそく便利に活用してくれている様子が節々に感じられてうれしい限りです。お米の消費量に至っては前年同月比120%となり、不動産屋冥利(?)に尽きるというものです。
引っ越してきた当初はなんとも落ち着かない感じで朝食をとっていた新入生も、1か月も経ったこの時期になると、すっかり常連さんの佇まいです。GWの帰省前後に家族が送り迎えしてくれた際などには、「俺のトーコーキッチン」よろしく、堂々とした素振りでメニューを紹介してくれたりしています。
そんなこの時期ならではの微笑ましい風物詩がある一方、新生活の不慣れさが招いてしまうものもいくつかあります。一つはゴミ出し問題です。毎年この時期に多く発生しがちな要望対応の一つなのですが、今年は例年より多く感じられます。
きちんとネットを被せないでゴミが捨てられているためカラスに荒らされている、ゴミがきちんと分別されていない、違う曜日にゴミが出されている……などなど、いずれもゴミ出しのルールが守られていないことによるものです。ここ最近は毎日のようにどこかしらの物件近くにお住まいの方からご指摘をいただき、直ちに現地へ向かい、掃除・回収しています。
現地到着時にはすでにご近所の方が掃除をしてくださっていることもあり、お詫びとお礼をしてまわります。大変申し訳ない限りです。もちろん入居者には契約時にパンフレットと共にゴミの捨て方の説明をしているのですが、一度では難しいようです。そのような対応が発生したその都度、改めてゴミの出し方を入居者に伝えて注意を促しています。
ゴミの出し方の他にも、深夜帯の音、自転車の停め方、玄関の施錠、訪問販売への対応など、数か月前までの実家暮らしでは気にかけたこともなかったかもしれないことが一人暮らしではいろいろあります。そもそも集合住宅での暮らしが初めてかもしれません。
しかし、せっかくの一人暮らしです。自活のはじまりです。その機会を最大限有効活用してもらえたらうれしいなと思うお節介から、社会生活を円滑に送ることに繋がる基本的なルールや暮らし方をもっと上手く伝えられる方法はないものだろうかと模索し続け、働きかけ、そっと寄り添っていきたいなと思っています。
ゴミ出し問題に関しては、最近、カラスによるゴミ散乱防止を兼ねた具体的な対策として、ゴミBOXの設置をオーナーの皆さまにお願いさせていただくケースが増えています。
カラスの生態を調べて知ったのですが、カラスは優れた視覚を持ち、目でゴミ袋の中身を見て食べ物と判断し、それを狙っているのだそうです。それゆえ、それを見えなくする効果があるといわれる黄色のネットを採用するところが近年増えているようなのです。
しかし、実は黄色という色そのものがカラスにゴミを見えなくする効果があるわけではなく、カラスにとって中身が見えないように紫外線を反射する添加剤を練りこんで作られたゴミ袋が黄色だったことから、「どうやらカラスは黄色が見えないらしい」「カラス対策には黄色のネットが有効らしい」というような説が広まったようなのです。
そうなると、ゴミ出しの時間帯やルールをみんなで守るというのは大前提として、その先に打てる対策としては何があるのでしょう。そう、物理的に「カラスのくちばしがゴミに届かないようにすること」「カラスにゴミが見えないようにすること」だそうです。
目の細かいネットを採用するというのも一案なのですが、ネットはめくれてしまうことや、はみ出してゴミを置かれてしまうこともあります。そこで、ゴミBOXの設置が現時点では最も有効と考え、オーナーの皆さまにご提案させていただいています。
最後にお知らせです。おかげさまで、拙著「トーコーキッチンへようこそ!」の増刷および電子書籍化が決まりました。より多くの方に手に取っていただき、より多くの方に当社管理物件に住みたいと思っていただけるよう、これからも取り組んでまいります。
引き続き、お力添えの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
空室が残ってしまったオーナーの皆さまには、一刻も早く満室となるよう取り組ませていただいています。GW頃の引越しを検討されているお部屋探しのお客さまからの問い合わせが続いています。ご期待に応えるべく、スタッフ一同、頑張ります。
引き続き、お力添えの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
書籍「トーコーキッチンへようこそ!~日本一『味どう?』と聞いている不動産屋の話~」好評発売中!
最近の記事
- 2024年12月号
- 新しい一年に向けて
- 2024年11月号
- 変化に順応する姿勢と勇気
- 2024年10月号
- 調査の数字と現場の体感
- 2024年9月号
- 未来に誇れる現在を
- 2024年8月号
- これからの社会に備えて