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The Newsletter for Owners
2017年11月号
「座間市での悲惨な事件」と「第2回『トーコーキッチンのある賃貸経営』セミナーのご案内」
紅葉の美しい季節になりました。
秋の紅葉は、陽に輝いても雨に濡れても美しいものです。
お元気にお過ごしでしょうか。
座間市での悲惨な事件
池田 信
当社は、全員元気に仕事をしています。少ない来客を確実に入居につなげています。
そろそろ来客の繁忙期の準備をする時期になりました。入居者募集をする部屋の少なさが気になっています。
座間市相武台のワンルームアパートで大事件が発生しました。9人もの若い男女の遺体が、わずか13㎡の広さしかないワンルームで、いくつものクーラーボックスに入って発見されました。この部屋に住む27歳の男性が逮捕され、自供をはじめているとのことです。
この犯罪の解明とは別に、当社のアパート・マンションの管理会社としての立場から考えてみます。
1. この入居者を入居審査で断ることはできたのか。
2. このアパートの賃貸経営はどうなるのか。
3. 経済的損失の額と補償はどうなるのか。
この3つの問題があります。
1つ目の審査の問題では、当社においても審査を通過するだろうと思います。27歳の肉体的に健康な男子で、失業中であってもすぐに職を見つけることができるだろうと思われます。父親が市内在住で自己所有の住宅を持っていることも安心材料です。犯罪歴は本人が申告しなければ分かりません。家賃保証会社の審査も、金融履歴でブラックでなければ通過したでしょう。その上このワンルームは、全12戸の半数以上が空室で入居者獲得を急ぐ理由がありました。
2. このアパートの賃貸住宅経営はどうなるのでしょうか。事件の舞台になったということで新しい入居者を見つけることはできず、現在の居住者も退室するでしょう。賃貸住宅経営の継続は不可能でしょう。
3. 経済的損失としては、この賃貸アパートは無価値になり、近隣の土地・建物も大幅に減価するでしょう。この損失の補償は無理でしょう。犯罪による損失は救済されません。
この事件の賃貸住宅経営に及ぼす影響は、致命的に重大なのですが、避けるのは難しく、経営上のリスクとして残ります。今後の課題です。
当社としては入居者との接触機会をリスク回避のために役立てることを考えています。
第2回「トーコーキッチンのある賃貸経営」セミナーのご案内
池田 峰
先日11月4日に新規オーナー募集のための空室募集セミナーを開催しました。取引先の皆さんにチラシ配布のご協力いただいたり、地域情報紙にセミナーを取り上げていただいたりと、たくさんのお力添えのおかげで事前の反響は上々でしたが、あいにく当日の新規オーナー参加者は予定に達しませんでした。
しかし、今春当社へと管理替えを実行したオーナーが「実行以前と以後の賃貸経営状態の変化」を実際のレントロールを公開し、「トーコーキッチンのある賃貸経営」を分析・解説するセミナーは、「目から鱗だった」「深い感銘を受けた」「痛快さを覚えた」「今までにない視点での賃貸経営セミナーだった」「入居時期と空室期間、利益と損失に対する天秤のかけ方を学べた」など、同じオーナーという立場でご参加いただいた皆さんから大変好評でした。
そこで、来月12月9日(土)9:30よりプロミティ淵野辺で第2回目となる「トーコーキッチンのある賃貸経営」セミナーを開催することにしました。セミナーの構成は前回同様、私よりご説明させていただくトーコーキッチン効果と実際の反響に加え、第1回セミナーにも登壇くださったオーナーによる実体験談です。
今回も新規オーナー募集、空室募集がセミナーの主たる目的です。しかし、前回の開催を通じて感じたのは、既に当社に大切な資産をお預けくださっているオーナーの皆さんにも広くご参加いただき、「トーコーキッチンのある賃貸経営」とはいかなるものなのかのご理解を深めていただく機会となったらうれしいという思いです。師走のお忙しい時期とは思いますが、ご参加ご検討いただけますと幸甚です。
おかげさまで10月の当社の成績も前年を上回りました。これで繁忙期後の4月以降、6勝1敗です。今月はいよいよ推薦入学者のお部屋探しが始まり、間もなく繁忙期に突入します。
11月1日にはテレビ東京「なないろ日和!」でのトーコーキッチン紹介が放送され、放送直後からたくさんの問い合わせを頂戴しました。8日にはTBS「Nスタ」の取材が行われ、近々放送の予定です。夕方の人気番組ですので、また多くの問い合わせを頂戴することになるでしょう。しかし当社の空室不足はまだ解消されていません。
お知り合いに淵野辺エリアで賃貸物件をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介ください。
よろしくお願い申し上げます。
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