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The Newsletter for Owners
2022年9月号
「資産の長期稼働」と「空部屋をご紹介ください」
ようやく秋になりました。
朝晩はすっかり涼しくなりました。
お元気にお過ごしでしょうか。
資産の長期稼働
池田 信
コロナはまだおさまりません。世界で、一日の感染者の一番多い国になってしまいました。まだまだ用心しましょう。
自宅の隣の住宅が解体工事を始めました。所有者が売却したところ、更地にして売りに出すとのことです。築40年のコンクリートのプレハブで、まだ使えるのに勿体ないと近所で話しています。当方の住宅も築35年の木造軸組み在来住宅ですが、まだ快適に住んでいます。木組みなどは美しく、気に入っています。設計者・施工者に感謝しています。
当社の関与した木造住宅を建て替えた後、「失敗した。前の住宅の方が良かった。」という話も聞いています。ましてこれから再建築すると建築費が相当上がっています。資源や人の不足で建築費はまだまだ上がりそうです。いろいろ条件はありますが、今あるものを大切に使うのが正解だと思います。
このことは賃貸用の事業資産にもあてはまります。当社からも提案させてもらいますが、修理・修繕をしながら、資産を長期稼働させましょう。
これからもよろしくお願い致します。
空部屋をご紹介ください
池田 峰
日差しが柔らかさを帯び、朝夕は涼しくなり、季節の移ろいを感じます。日課である会社周りの掃き掃除でも、徐々にですが日に日に落ち葉が増えていっています。
先日、約40年前に当社で住宅のお手伝いをさせていただいたお客様が来社されました。屋根工事業者の訪問営業を受けて、見せられた自邸の屋根の状況に不安になったので、工事の必要が有るのか無いのか、プロの意見が欲しいとのことでした。
聞けば、その屋根工事業者は突然やって来て、「近所で工事をしていて……」と切り出し、「ついでにちょっと見ますよ」と提案し、後日、写真と共に見積書を持ってきたそうです。「こんなひどい状態になってしまっているから工事が必要ですよ」と。
確かに屋根は自分では見られませんし、専門業者に写真と共に説明されると雨漏りなどといった実感がない状態でも、「そうかもしれない……」と思えてきてしまいます。しかし、10年前にシロアリで同様の訪問営業を受けて当社にご相談くださった経験のあるこちらのお客様は、今回すぐに当社にご相談くださいました。
そこで、当社もすぐに信頼できる提携業者に確認を依頼したところ、幸い工事は不要と判明。その理由を丁寧に説明させていただき、お客様にご安心いただくことができました。皆様も依頼していないのに勝手に不具合を指摘する訪問営業を受けて不安になってしまった際には、お医者さんのセカンドオピニオンのようなものだと思って、物件であれ、ご自宅であれ、どうかお気軽に当社までご相談ください。一緒に正しい情報を確認しましょう。
さて、今回の当通信にはチラシを同封させていただきました。「空部屋をご紹介ください」という趣旨のものです。一般的に入居率は1~3月の引っ越しシーズンが終わった時点が最も高くなり、その後の4~12月は次の引っ越しシーズンに向けて徐々に下がっていきます。これは、供給(空部屋)が需要(引っ越し希望者)を上回るためです。
当社も2年前まではそうでした。しかし、昨年2021年は4~12月に思ったより入居率が下がりませんでした。そのため、2022年1~3月の引っ越しシーズンは提供できる空部屋が不足して苦戦しました。そして、その後から現時点まで3月末の入居率を上回っています。
大変喜ばしいことなのですが、学生のみならず高齢者や社会人からのトーコーキッチンへの需要の高まりを一層感じている今、当社の空部屋不足が深刻化してきています。
不躾で僭越なお願いとなり誠に申し訳ございません。
お力添えの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
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