オーナー通信セミナー開催報告やオーナー様に役立つ情報、お届けします。
The Newsletter for Owners
2015年7月号
オーナーセミナー盛況の御礼と、ワクワクする賃貸住宅づくり
雨の多い季節になりました。その中で緑が濃くなり輝いています。
季節が変わっていきます。
もうすぐ真夏の太陽を浴びるようになります。
お元気にお過ごしでしょうか。
去る6月13日(土)に、第30回オーナーセミナーを行いました。50人を超える方々に参加して頂きました。
メインセミナーとして全国賃貸住宅新聞社の永井ゆかり編集長に講演してもらいました。日本ではこれから人口減と住宅過剰が進み、空き家が増えるとの事でした。当然賃貸住宅も空室が増え、賃貸住宅経営が難しくなるとの事でした。その環境の中でも良い賃貸住宅経営を続けている実例を紹介してくれました。
キーワードは「ワクワクする」だそうです。賃貸住宅を借りている人に、日常にないワクワクを感じてもらう工夫です。入居者が自由に使えるメッセージボードを部屋の入口に設置した例や、季節ごとの飾り付けでエントランスを飾った例、入居者が必要に応じて採ることが出来るハーブ園を敷地の一部につくった例が写真入りで報告されました。その他に空き店舗を自由に使える広い空間として利用したり、一棟の建物の中の空室を共用スペースとして提供したところもありました。
当社でも設備やデザインやカラーで新しい工夫をしてきましたが、この「ワクワク感」を目指して、少し遊び心のある工夫を取り入れてみようと思っています。工夫して入居者の心に働きかけます。
オーナーセミナーに新しく参加協力してくれた「フードケア」という会社があります。もともと当社のお客様です。
この会社は介護食をつくっている会社で、高齢者や病気の人の為の食品をつくっています。肉や魚やお菓子や惣菜を食べやすいようにとろみをつけて、羊羹のように固形にしてあります。
一般的に高齢になると飲み込む力が弱くなり、誤嚥をおこし、肺炎になり、大事になることがあります。とろみをつけると飲み込みやすくなります。形ある物をいったん形をなくし、再び形ある物にするのですから難しい仕事です。おいしくないと食べてもらえないので技術が必要です。現在病院や介護施設に納めているそうです。
オーナーセミナー参加者の方々に試食してもらい好評でした。ご希望があれば試供品をさし上げることが出来ますので、当社にご連絡下さい。
この時期は来客が少ないので、建物や駐車場の維持管理に時間を使っています。共用灯の交換、受水槽の清掃、屋上の点検などです。草や木も勢いよく伸びる時期ですので、除草や枝おろしにも気を付けています。
空き部屋の管理では、風通しや水の循環などが必要です。突然来る入居希望者がいつ見ても清潔で手入れの行き届いていることを感じてもらうためです。
前入居者がタバコを吸う人だった時は、晴れの日は通風してタバコのニオイを消します。以前にタバコのニオイが残っていて成約を逃した苦い例があります。当社の担当者がタバコを吸う人だとこのニオイに気付きません。現在当社にはタバコをやめられない社員が2名いますので、この2人が担当した時は要注意です。
今月は結婚による退室が2件あり、両方とも女性でした。
そのうちの1人は当社管理のワンルームに16年住んでくれていました。退室によって空き部屋ができるのは困るのですが、お祝い事なので笑顔で送り出しました。住まいを扱っていますと、人の人生の転機に出合います。良いことに出合って、良い結果で終わるのは嬉しいことです。しかし逆の場合もあります。死亡という最悪の結果にも何度か合いました。タフにならないとやっていけません。
気候不順ですのでお体にお気を付けて下さい。
これからもよろしくお願いします。
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