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The Newsletter for Owners

2008年12月号

世界中で大不況入りです。

落葉の季節です。夏には豊かな樹陰をつくっていた緑の葉も、今は茶色に乾いて風に吹き寄せられています。 もう年末になりました。 お元気にお過ごしのことと思います。 景気が急下降しています。連日のように全国各地でリストラ、派遣切りや雇い止めが報道され、国会でも議論されています。日本を代表する大企業が、軒並み減収、減益、赤字転落と伝えられています。 日本だけでなく、世界中で大不況入りです。 来年はもっとひどくなりそうです。

当社の店頭でも来客が減っています。例年なら、今頃来店してくれる桜美林の女子寮を出る学生が、今年は全然来店しません。来年の新入生の部屋探しも数える程しか来ていません。少ないお客様を大切に接客していくよう打ち合わせています。 他社や他地区の同業者も同様の事を言っています。 横浜では風俗関係の外国人が取締りの強化からいなくなって、その方面向けの空き部屋が増えているのだそうです。地方では大企業の立地する都市で、借り上げアパート・マンションが解約で返され、一棟丸ごと空いてしまうことが多発しているそうです。 いろいろな理由や事情で空室が増加しています。 家賃保証会社が業務にあたって、強引な取り立て・過大な延滞料の請求・違法な立ち退き交渉を行っているとして、訴えられているという新聞報道がありました。東京・大阪・兵庫で裁判になっているのだそうです。訴えられている保証会社の中に、当社も利用している日本セーフティー㈱の名前もありました。

賃貸借契約を運営していく上で、家賃滞納は解決していかなければならない問題の1つです。一定の確率で必ず発生しますし、解決するのに労力のかかる仕事です。この仕事を、家賃保証会社を使って外部委託できる仕組みは大変有効でした。 社会的に有用なサービスと評価されたので、家賃保証会社もたくさん設立され、今では100社程あります。家賃保証件数も大手では100万件に達すると言われています。地方自治体など公的機関でも、生活弱者の入居促進のために家賃保証会社を使っています。家賃滞納の心配がなくなれば、これまで貸すことを断った層の入居希望者も受け入れる事ができ、貸す側・借りる側双方の利益になっていました。 家賃保証会社の中には、最近破綻したリプラスのような会社も出てきましたが、リプラスの場合はファンドやリートといった業務に失敗したことが破綻の原因で、本業の保証業務そのものは健全と考えられていました。 しかし、家賃保証会社が違法行為を行っているとすれば、当社としても使うことをやめなければなりません。 今回報道された裁判の内容を正確に調べます。もし法に従った家賃督促・退室交渉をしていない会社があれば、会社を変えることを考えます。

当社が所属している財団法人日本賃貸住宅管理協会から、家賃についての振り込め詐欺が熊本県で発生したので、注意するよう知らせが来ました。その知らせによると、手紙やポスティングで管理会社が変わったので新しい振込先を指定する、という内容の通知を入居者に出し、振り込まれた家賃を詐取するというものでした。 この手口は相模原でも以前に1件ありました。早速、入居者の皆様に注意するよう文書配布を始めました。同時に、暮れ正月の防犯の注意もお願いしました。鍵をかけること、雨戸やシャッターを使うこと、補助錠をかけることです。 世の中が不安な状態なので、危機管理が大切になっています。 オーナーの皆様もくれぐれもお気を付け下さい。 これからも宜しくお願い致します。

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