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The Newsletter for Owners

2019年2月号

「市場の変化」と「選ばれる理由」

立春(2月4日)を過ぎると、春の気配が濃くなります。
日ものびてきて、風も暖かくなり、桜の枝先も桃色がかって見えます。
自然科学の発達以前の、お天気衛星もない時につくられた暦の洞察力は大したものです。

お元気にお過ごしでしょうか。


市場の変化
池田 信


当社は今、春の移動シーズンを迎え、部屋探しの来客でにぎわっています。
しかし、年々減少しています。当社が賃貸管理の仕事を主義務として40年になりますが、
その間に大きく変わりました。

40年前は貸し手市場で、シーズンの終末の3月末になると、空室は1つも残っていませんでした。礼金2ヶ月・敷金2ヶ月は、当然のこととして通用していました。畳・襖の取替え費用、鍵交換代なども借主負担でした。

現在は逆に借り手市場となっていて、空き部屋は常にあり、空室率が15%、20%といわれています。
他方、コインパーキング、シェアハウス、民泊など新しい賃貸市場ができてきています。

昨年暮れに北海道のアパマンショップが火災・爆発事故を起こしました。消臭スプレー缶を廃棄しようと、大量のスプレー缶のガス抜きを行い、引火したとのことです。
40人以上の負傷者と40軒以上の建物被害と、30台以上の車の損害が発生しました。重過失傷害と重過失火災の容疑がかかっています。消臭スプレー缶は、契約時に借り手に消臭工事をすすめて、売上をあげるための附帯商品とのことでした。それが100本以上の廃棄になり、処分する必要があったとのことです。

どんなことにも思いがけない事故や災難はあります。しかし、何事も、原因があって結果があります。日頃から事故や災難にあわないよう注意しなければいけません。

顧客の利益を考え、顧客に喜ばれる仕事をしたいと思います。
良い仕事をして、良い会社をつくり、良い毎日を送りたいものです。
これからも、よろしくお願い致します。


選ばれる理由
池田 峰


おかげさまで、2019年を好成績でスタートさせることができました。週末に限らず、平日にも思いのほか多くのお客様にご来店いただけています。1月単月でみると、過去5年をさかのぼってみても、一番の実績となっています。

一方で、少し不思議な現象が起きています。
いや、常態化してきているように感じられます。

(1)淵野辺駅徒歩10分の築20年木造アパートが卒業に伴う空室1室だけなのに対し、隣接する2018年3月新築の木造アパートはいまだ全室未入居のまま

(2)淵野辺駅徒歩5分の4万円台でバス・トイレ同室(3点ユニット)のマンションが満室なのに対し、周辺にある同額帯のバス・トイレ別のマンションには複数の空室

(1)(2)のいずれのケースにおいて、後者の方が一般的な賃貸物件的条件としては優れています。築年数、それゆえ当然となる設備の充実度、そして、圧倒的に望まれるバス・トイレ別。しかし、結果は反対になっています。どうしてでしょうか?

前者は当社がお預かりさせていただいている管理物件だからです。

紹介やトーコーキッチンを動機にご来店いただいたお客様を、オーナーの皆さまが日頃より入居者にとって住み心地のよい空間にと維持・更新してくださっている物件へご案内するからです。

そこには誤魔化しや付け焼刃なものは通用しません。絶対的な理由で訪問する不動産屋を選び、絶対的な満足度で住まう部屋を選んでいるのです。一般的な賃貸物件的条件だけが、部屋を選ぶ決定打にはもうならない時代なのです。車を所有することに憧れやステータスや意義を見出さず、むしろ所有することを厭う世代が、今、賃貸物件の入居者となっているのですから。

いよいよ今月から大学の一般入試が始まります。
繁忙期のピークとなります。
お預かりしているご資産の最大化を実現すべく、スタッフ一同、引き続き取り組みます。
お力添えの程よろしくお願い申し上げます。

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