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2024年10月号
調査の数字と現場の体感
朝夕が涼しく過ごしやすくなりましたが、
今月に入って日中30℃を超える日も。
10月の真夏日は3年ぶりとのことです。
一方で、長袖でも肌寒く感じる日もあり、
寒暖差がかなり激しくなっています。
体調管理に気をつけてお過ごしください。
調査の数字と現場の体感
池田 峰
2024年の地価調査結果が発表されました。年1回の基準日(7月1日)における基準地(全国21,436地点)の標準価格(基準地価格)を知事が判定し、毎年9月中旬に公表されます。1975年の開始以降、毎年実施されています。
今年の結果は住宅地・商業地のいずれも全国平均で3年連続の上昇となりました。上昇幅も昨年と比べて拡大しました。この動向は東京圏においても同様でした。
それでは、相模原市の結果(対前年平均変動率の経過)はどうだったのでしょうか?
用途別の調査地点数は住宅地52地点、商業地15地点、工業地5地点の合計72地点です。
この数字が示すように、ここ2~3年で土地価格が上昇しているのは現場でも感じています。これに建築費高騰、金利上昇が加わるので、土地から仕入れてアパート・マンションを新築するのは容易な状況ではありません。そのことから中古賃貸物件市場も強気の価格設定です。
それゆえ、すでに土地を持っている人、建物を建て替えられる人、建物を安く仕入れて改修できる人が有利な市場になっているとも言えます。地価は高止まりと予想する声が多いです。
そんな中、不動産ポータルサイトのLIFULL HOME’Sが2023年4月1日~2024年3月31日の期間を対象にして賃貸物件の問い合わせ数が多い駅を調査し、一都三県+大阪府における「各駅停車しか停まらないのに人気の駅ランキング」を発表しました。以下は神奈川県のTOP10ランキングです。
いかがでしょうか? 驚きではないでしょうか??
「住みたい街ランキング」のように憧れが詰まった調査でないにせよ、「各駅停車しか停まらない駅ランキング」と対象をかなり限定でした調査にせよ、「神奈川県のランキング」というエリア的にも限定した調査にせよ、淵野辺がシングル部門で2位(古淵9位)、ファミリー部門でなんと1位(古淵3位)でランクインです。
淵野辺に準急が停まらなくてラッキーでした。いや、そもそも、JR横浜線に準急が存在しなくてラッキーでした。そのおかげで、このような調査で名が挙がることにとことん縁遠い淵野辺がランクインさせてもらえたのですから。
ただ、現場での体感としては正直実感がありません。名だたる東急線の駅を差し置いたことも、両部門で淵野辺が古淵を上回っているのも不思議な感覚です。横浜へのアクセスの良さ、国道16号に近く車での移動の便利さ、大学や研究機関の多さ、そして、家賃相場の安さが淵野辺における賃貸ニーズの高さ(問い合わせ数の多さ)に繋がっているというのが、LIFULL HOME’Sの分析です。この傾向が今後も変わらず続いてくれることを願います。
さて、当社においてはトーコーキッチン効果がさらなる高まりを見せ、例年以上に来春大学進学に向けた物件のお問い合わせが増えています。そのため、空室不足傾向に陥っています。お知り合いで空室にお困りのオーナー様がいらっしゃいましたら、どうかご紹介ください。
お力添えの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
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