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The Newsletter for Owners

2012年9月号

秋の部屋探し・退室の理由。

ようやく秋を感じるようになりました。 昼はセミの声、夜は虫の声という季節です。 お元気にお過ごしでしょうか。 8月はお盆休みや夏休みがあり、ビジネスが止まる月です。それでも毎日2~3人の来客があり、部屋探しに来ます。 部屋探しの理由は次のようです。 ・実家から通学出来ない ・中国の留学生 ・就職のため地方から転居 ・家賃の安い所への住み替え ・広い所への住み替え その他、転勤、独立、結婚、離婚、自宅売却、ペットを飼いたいなどです。 最近増えてきたのが、就職あるいは職探しのために地方から部屋探しに来る若者です。地方には仕事がないと言っています。定職のない人に部屋を貸すのですから慎重になりますが、人柄や実家のあり方などを考慮しながら、最後は家賃保証会社の審査に合格する事を条件にして話をすすめています。若い人の生活や仕事や住居は、いつの時代も流動的な側面があります。その辺の事情を見極めて入居者獲得をしなければなりません。 また自宅売却による部屋探しも増えています。 昔から知っている商店主が奥方を亡くされたのを機に、商売をやめて広すぎる自宅を処分して賃貸に移りました。その理由なら納得します。自宅を売却し、中年あるいは老年の男性が独りで部屋探しに来るケースが何件もありました。ローン破産し離婚をして独りになったと思われます。こういうケースでは他によほど良い条件がないとお断りすることになります。良い条件とは、良い勤務先・保証人がしっかりしている・本人の人格が良いなどです。なかなか良い条件はありません。

賃貸を解約して退室していく人にも、さまざまな理由があります。 ・実家へ帰る ・住宅を購入 ・賃貸で住み替え ・結婚、離婚などです。 ここ10年くらい一番多い理由が実家に帰るという理由です。常に全体の30%位を占めています。実家は地方の場合も近隣の場合もあります。学生が卒業して地元に就職するというのは納得できる理由ですが、独立した生活から実家に戻るケースも多くあります。若い夫婦が子供が出来たのをきっかけに実家に帰るケースもあります。育児への親の支援を求めているのです。 住宅の購入も退室理由の一つです。住宅ローンの金利が低く、政府の持ち家優遇の減税政策も一因です。消費税が上がるようだと、一段と購入が増えるでしょう。 住宅セールスの対象は賃貸居住者です。金利1%、返済期間35年で計算すると2,000万円借りても月々の返済は56,457円でボーナス返済なしです。家賃を払っても自分のものにはならないが、住宅ローンはいつか自分のものになると説得されます。説得力はあります。淵野辺ではこれから1,500戸のマンションが供給され、売り出しが始まっています。賃貸から相当数移動して、空室が増えると予想されます。購入のリスクとしては、金利が35年間上がらない保証はない、健康、家庭円満、勤務先が順調、といくつも不確定な条件があり、一戸建てであれマンションであれ減価する一方で、値上がりする可能性は全くないという事です。その結果、住宅を手放しても借金だけ残ることになります。

退室する人に当社を評価するアンケートを書いてもらっています。 80%の人が100点と評価してくれています。残り20%の人が80点をくれます。100点ではなく80点の理由は、「もっと努力してもらいたいから」 「100点はありえない。80点が最高点」というものです。厳しい評価ですがもっともっと努力して欲しいという激励の声と受け止めています。 時には50点とか60点しかくれない人もいます。その理由が建物に起因することがあります。「給湯器の点火が悪かった」「建具がぴったり閉まらなかった」 「隣の生活音がうるさい」などです。稀には要望をしたのに忘れられたからという当社の手落ちのケースもあります。社員一人一人が会社を代表していているので、目の前の顧客にとってはその社員が会社そのものです。気を付けたいと思っています。一人の手落ちや失敗が会社全体の評価を決めてしまいます。

厳しい社会経済状況ですが、一生懸命賃貸住宅経営成功のために頑張ります。 これからも御協力をよろしくお願い致します。

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