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The Newsletter for Owners
2021年4月号
「激しい変化の中で」と「2021年繁忙期の終了」
春になったと思いましたが、もう初夏です。
桜の開花も早かったのですが、もう緑のまぶしい季節です。
お元気にお過ごしでしょうか。
激しい変化の中で
池田 信
コロナはまだまだおさまりません。そんな中、街の変化も激しくなっています。50年・60年と事業を続けてきた会社や商店が廃業していってます。淵野辺の街も大きく変わりそうです。
住宅の分野でも変化は激しいです。空き家もよく見かけますが、逆に新築も見かけます。町田市の矢部町を散歩していましたら、固まって4現場 約40棟の住宅建設予定地がありました。いずれもこれまで生産緑地の農地が宅地に変換するものでした。
新しい住宅やアパートにそれほど間を開けずに人が住みはじめていますから、需要はあるのでしょう。人口減少時代に新築が建つということは、住まなくなる住宅も増えるということです。
賃貸住宅経営も事業環境の変化には敏感でいなければなりません。変化の激しい時代ですので、情報交換しながら、事業経営をしていきましょう。
これからもよろしくお願いします。
2021年繁忙期の終了
池田 峰
部屋を借りる人も、貸す人も、そのお手伝いをする私たちも、近い未来すら見えないままの状態で前に進むことを余儀なくされた2021年の繁忙期が終了しました。
三者三様、それぞれの立場に基づく不安はあれど、このような中でもお部屋探しを進めなくてはならなかった皆さんのご苦労はいかばかりだったでしょう。私たちのお手伝いが少しでもその軽減のお役に立ったと思っていただけていたらうれしい。そう思ってなりません。
今年の繁忙期は、やはり例年の傾向とは似ても似つかぬものでした。入居を希望する側だけでなく退室を予定する側も、緊急事態宣言や感染者数増減によって動向が大きく左右されたためです。しかし、そのような中、今後の傾向を示唆しているような兆しもありました。それは、入居者の皆さまの「物件の探し方」と「訪問した不動産会社数」の変化です。
まずは「物件の探し方」の変化です。当社はオーナーの皆さまからお預かりしている物件の空室情報を主要3社の不動産ポータルサイトに掲載し、広く入居者を募っています。最も多くの方に情報が届く可能性を得られ、最も多い機会創出につながるからです。
ただ、当社の場合はトーコーキッチン運営開始以降、自社ホームページからのお申込み数が増加傾向にあるのですが、今年の繁忙期では自社ホームページからのお申込み数が主要3社の不動産ポータルサイトからのお申込みを合計した数を大きく上回る結果となりました。
次に「訪問した不動産会社数」の変化です。当社は契約時にアンケートのご協力をいただいているのですが、その中でお部屋探しの際に訪問した不動産会社の数をお尋ねしています。トーコーキッチン運営開始以前は「東郊住宅社1社のみ」という回答は3割程度でしたが、運営開始以降、その回答は年々増加し続けていき、今年の繁忙期では7割に達しました。
いずれの変化も、管理会社が運営する入居者専用食堂がもたらすものとして想定していたものなのですが、新型コロナウイルスによる様々な制限がその変化を加速させたようです。
道徳と利潤の調和を説いた「論語と算盤」で知られる渋沢栄一が、この未曾有の時代における一万円札の肖像に選ばれ、大河ドラマの主人公となったのは偶然でしょうか?
トーコーキッチンは先月に朝食の月間利用者数の過去最高を記録しました。ゴーヨーキーキーは週に1件以上のペースでご依頼をいただくようになりました。目の前にいる入居者の皆さま一人ひとりの笑顔を獲得するサービスを追求し、正しい企業努力による産物をオーナーの皆さまにしっかり還元できる管理会社であり続けたいと強く思っています。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
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