オーナー通信セミナー開催報告やオーナー様に役立つ情報、お届けします。

The Newsletter for Owners

2023年8月号

オーナーの皆様にとって最適なご提案を

暑中お見舞い申し上げます。

猛暑が続いています。
今年の夏は記録的に暑いとの予報です。
これからは台風にも要注意です。


オーナーの皆様にとって最適なご提案を
池田 峰


「見てごらん。さっきからこのトヨタ車の外気温計はずっと45℃のままだろ? こういうとき外は大抵50℃なんだよ。どうして45℃のままだと思う? この車は45℃までしか測れないんだよ。日本の気温が当たり前に40℃以上になる状態は想定してないんだろうね」

15年ほど前にドバイを訪れたとき、タクシードライバーが笑いながら教えてくれました。当時のトヨタ車はそういう設定だったのかもしれませんが、最近はどうなのでしょう? 調べると、日本国内における40℃以上の日はこの20年で大幅に増えているのだそうです。
天気予報では、最高気温が35℃以上の日を「猛暑日」、夜間の最低気温が25℃以上のことを「熱帯夜」と定義されていますが、日本気象協会は昨年から40℃以上の日を「酷暑日」、夜間の最低気温が30℃以上の夜を「超熱帯夜」と独自の定義を加えました。

気候は以前の時代のものとは明らかに変わりました。それに伴って、社会の在り方や人々の暮らし方も次々に変わっています。今は学校の教室にエアコンが当然の設備として存在する時代です。エアコンが使えなければ入居者からの家賃減額請求が発生しうる時代です。

先日、高齢入居者の部屋でエアコンの不具合が発生しました。比較的安価で済むものの直るか否かは不明な上に部品交換などで解決まで相当日数がかかる修理か、それとも、費用は高くなるものの最も早く確実に解決する新品への交換かの選択でした。そこで、翌朝一番に新品へと交換してくれる業者さんをあらかじめ確保した上で、物件オーナー様にご提案させていただいたところ、新品交換を即断即決してくださいました。

今回のような「夏のエアコン故障」といった緊急度の高い要望に限らず、設備不具合など要望があった際には、私たちはまず現場に赴いて状況を確認します。そして、実態とその後を見据えた総合的な判断から、オーナーの皆様に最適解をご提案させていただきます。入居者の安心安全を第一に、今後も変わらぬお力添えの程よろしくお願い申し上げます。

さて、当通信2022年12月号でもご案内しました通り、いよいよ今年2023年10月からインボイス制度が導入されます。インボイス登録期限が当初より半年延びた9月30日までとなりましたが、それも間もなくです。そこで、もう一度おさらいをしてみたいと思います。


(1) 課税売上のないオーナーさま  → 対応は不要

課税売上のないオーナーさま(居住用物件のオーナーさま)は何もする必要はありません。住宅の貸付けは非課税で、課税売上がないためです。当通信をご覧の多くの方がこれに該当します。


(2) 課税事業者であるオーナーさま  → インボイス発行事業者の登録が必要

次に、既に消費税を納めている課税事業者であるオーナーさまの場合です。インボイス発行事業者の登録申請を9月30日までに税務署で行ってください。


(3) 事業用物件のオーナーさま  → 新たに課税事業者となる
                    もしくは、今のまま免税事業者を継続する

そして最後に、店舗や事務所、駐車場などの事業用物件のオーナーさまの場合です。これら物件は課税売上であるため、「新たに課税事業者となってインボイス発行事業者の登録をする」、もしくは、「今のまま免税事業者を継続する」、そのいずれかを任意で選択する必要があります。

この選択においては、簡易課税制度やインボイス制度開始後6年間の経過措置など、皆様それぞれの状況によって最適な対策方法が変わってくるため、税理士とのシミュレーションが重要になってきます。

私たちからもオーナー様のインボイス対応状況の確認を行わせていただいておりますが、まだ迷われている場合、顧問税理士がいない場合などは、私たちにお気軽にご相談ください。当社顧問税理士と共に、オーナー様の最適な対策を検討させていただきます。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。

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