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The Newsletter for Owners
2013年5月号
やり過ぎによる2件の失敗
緑の美しい季節になりました。
風が爽やかに感じられます。
お元気にお過ごしでしょうか。
新聞によりますと、アベノミクス効果で景気が良くなっていると、ほとんどの大企業経営者が答えています。私達の周りでも、景気が良くなっているという人もいます。 賃貸住宅経営は景気に大いに関係があります。学生が東京の大学に進学するのも親の懐次第です。 若い人が結婚するのも出産するのも、あるいは独立するのも給料次第です。
今春の新一年生の部屋探しは、昨年と較べて大幅に減りました。就職・転勤・独立・結婚を理由とする部屋探しも、極端に少なくなっていました。同業者の話では、生活保護者の部屋探しばかりだったとぼやいていました。これからは景気が良くなって活気が戻ることを期待しています。とはいえ相模原の人口も減少に向かっていますし、大企業の地方移転や海外進出も多いので、需要はあまり増えないでしょう。良い賃貸住宅経営をして、競争に勝つ必要があります。今のところ当社は競争に勝っていると感じています。
最近当社では、やり過ぎによる失敗が2件ありました。
ひとつはサムターンカバー、もうひとつは退室カードです。
サムターンカバーの失敗は、サムターン回しという犯罪を防止する為に、玄関ドアの内鍵にカバーを付けたところ、入居者が内鍵を掛ける事を忘れて、ドアが無施錠になってしまっているという事です。サムターンカバーを厳重にすればするほど、カバーを外さないと内鍵が見えない、回せないという器具もあり、無施錠を引き起こします。サムターンカバー以前に、玄関ドアの内鍵を掛けてもらうようお願いすることが先です。やり過ぎによる失敗です。
退室カードとは、空室になった時ポストにチラシが入ったり退去者の郵便物が届いたりするのを防ぐために、ポストの入口に退室済と書いたカードを貼ることです。10年以上前から実行し、ポストまわりがキレイになったと喜んでいたものです。 ところが事故が発生しました。強い風に飛ばされたカードを廊下で拾った人が近くのドアに貼ってくれたようなのですが、間違った部屋に貼ってありました。運悪く退室した部屋のガスの閉栓に来た人が、間違って貼られていた部屋のガスも閉めてしまいました。いつもカードが正しく貼られているので信用していたのです。
入居者が帰宅すると退室済のカードが貼ってあり、部屋に入るとガスが使えなくなっていましたので、当社が間違って退室処理をしたものと思いホテルに泊まり、翌日出勤してから当社に電話をくれました。当社からガス会社に連絡したところ、通知は無かったけれども退室カードが貼ってあったので、閉栓処理をしたということが分かりました。退室カードはポスト入口に貼るのですが、汚れや跡がつくと困るため、あまり強い粘着テープは使えないのです。そのため強い風には負けてしまったというのです。 この事故はこれからも起こる可能性があり、もっと大変な事になる可能性があります。また、いたずらでカードが移動されてしまう可能性があります。そうだとしたらチラシで汚されるくらいのことは我慢出来るという結論に達し、退室カードは貼らないことにしました。これもやり過ぎによる失敗です。
賃貸住宅の管理には様々なリスクがあり、思いがけないことが発生します。充分に注意しなければなりません。 現在空室が増えています。当社でも同様です。紹介やリピートや評判で少しずつ空室を減らしています。
オーナーセミナーを7月12日(金)に予定しました。
初めて平日の午後に開催することにしました。是非ご予定を空けておいて下さい。
オーナーセミナーのご案内は後程お送り致します。
オーナーの皆様のご協力を得ながら、良い賃貸住宅管理にしていこうと思っています。
これからもよろしくお願い致します。
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